■織田信長が築城し本能寺の変までのわずか三年で焼失した幻の安土城。日本初の天主(天守)とは思えないほどの大きさと豪華さは織田信長の権力と人物像を垣間見ることが出来ます。現代に至ってもその素晴らしさは他とは比べ物にならない威厳をたもつ安土城を1/300サイズのペーパークラフトとして再現しました。
復元 : 佐藤大規
監修 : 三浦正幸(広島大学大学院教授)
■安土城は総石垣で普請された城郭で、五層6階地下1階の大型の天守を持つ城として初めて建造されました。
これ以後、江戸時代初期にかけて日本国中の近世城郭の模範となった城です。建築当時は琵琶湖に接した安土山全体に城郭が築かれました。山麓南側には、まっすぐに伸びた大手道があり、石垣造りの家臣団屋敷などが配置されました。山頂には、信長の住む天守の他、本丸御殿、二の丸御殿が築かれました。
京に近く、琵琶湖の水運も利用でき、北陸街道も通っていたため利便性の良い地域で、その規模、容姿はまさに天下布武を象徴する城でした。
■天正4年(1576)に安土山に築城を開始し、3年後の天正7年(1579)に完成した天守に信長が移り住みました。本能寺の変後、天正10年(1582)に天守と本丸を焼失し、完成後3年という短命に終わった安土城ですが、この時はまだ二の丸を中心に機能をしていました。
秀吉の養子、豊臣秀次の八幡山城築城のため、天正13年(1585)に廃城されました。
■現在は、発掘調査、整備も終わり、壮大な大手道や虎口、石垣が整備され、歴史の一端を目にすることができます。
価格:1,320円(税抜 1,200円)
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